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報恩講

 令和2年12月6・7日、大阪府正満寺前住職、安方哲爾先生をお迎えして、報恩講が厳修されました。

 死んでお浄土へ参る。科学的思考に慣れた私たち、特に男性には理解することが難しいが、仏さまは理解せよとは仰らない。ただ、聞いておきなさい、と・・・。噛んで含めるようにゆっくりとした話し方で、とっても聞きやすかったとの感想を頂きました。私は「地球は丸い」という科学的思考が実生活でなにか役に立ったことありますかね?という問いにハッとさせられました。

 


 親鸞聖人「鏡の御影」を奉懸してのお勤め。御絵伝は拝読の御伝鈔第七段「信心諍論」が描かれた一幅のみ。変則的なお荘厳となってしまいましたが、お華束の見事な仕上がりが間近に見られてよかったと喜んでいただけました。

 


 今年は、庫裏御堂での報恩講となりましたので、立花は無し。お華束は例年の半分とさせて頂きました(お下がりの割り当てが減ってしまい、申し訳ありませんでした)。皆さんから頂いたお米と餅米を半々の割合でついてお餅にします。それをのして円形にくりぬき、串に刺して束ねていきます。それに彩色を施してお華束の完成です。大変な手間ですが、その手間をお供えするのだそうです。

 


 法要後、総代さんがお供えを下げ、「おさがり」の仕分けをします。それを皆さんにお配り下さいました地区役員の皆さん、ありがとうございました。